カテゴリー : 未分類

コスト面

電子書籍の普及がイマイチ進まないのはそこにコスト的なものがあるからじゃないの、ってずーっと思っていたのですけど、結局書籍や雑誌の流通にまつわる「仕事」が消えていくことへの「恐怖」というのが正解なんじゃないのか、という気がしてきました。かつて、社会的にOA化が進んだ時に「庶務担当」の仕事を奪ったのがシステムであったような現象が再度起きている、あるいは起ころうとしているんじゃないのか、と。幸か不幸か社会のインフラとしての無線回線が増大し続けるトラフィックを捌ききれないんじゃないのか、という恐怖があるわけなんですが、それとは別種の恐怖。

原発を止めろというけれど

原発を止めろというけれど。相変わらず原発への反対運動は盛んではありますが、あの人達は原発が全て止まった後の社会を本当に考えているのだろうか。火力発電の割合があがり、必然的に燃料費が高騰して電力代金が上昇する。全ての産業の根幹にある電力の経費があがればあらゆる経費に跳ね返ってくる。その辺、どう考えているのだろう。原発を止めろ、原発はいらないと言うのは簡単なのだけど、その後、ビジョンが見えないのが大いに不満。

本当は貧困な日本社会

学生の大部分が大企業、人気企業に行きたがる、という話があったけれども、本当はそんな大企業でも実に貧困な労働実体であったと、いう話。

就職人気企業の6割が過労死基準超え 225社の36協定で判明 トップは大日本印刷の時間外1920時間

制度上は過労死基準は有名無実化していて、結局は経営とか、利益偏重に陥っている。裁判過多すぎるアメリカのような社会はそれはそれで嫌なんだけど、労働基準監督署が実質機能していないこのクニは本当に何か息苦しくないか。

一年

2011年というのは激動の一年だった。下らない政策争いとあら捜しから始まった日本は、3月に大震災の直撃を受けて大きく揺らいだ。空気を読み、その場の雰囲気に流される美徳は美談を生んだことの方が多いのかもしれない。だけど一方で確実に暗黒面、ダークサイドも示したと思う。民主党の政権は迷走を極め、東京電力はその引き起こした事故の前に無力さを晒し続けた。日本型の統治の限界だろう。

だけど、それを結局破壊するだけのパワーは何も現れていない。壊せ、壊せ、と叫ぶ勢力はいるのだが、壊した後に何を作るのかは誰も示していない。

否、そもそも何を作りたいのかすら多分誰もわかっていない。

いつの世でも結局美しいのは現場で困難を切り開くリーダーだけだ。この巡視艇の艦長や乗員達のように。

掻き乱すこと

結果として、頂いた代金に見合うだけのサービスを提供し続けることがSE、Computer engineerとしての矜持というか、役割であると信じている。そういう意味では組織における縦社会の命令系統は邪魔になる可能性はあるし、そういう上司にあたってしまえば自分の運のなさを呪うだけだ。だが、それが上司でないのならば、ただ単に縦社会における障害物であり、排除するべき対象であるならば容赦はしたくない。

排除するだけだ。

掻き乱すことは悪である。ましてや、責任が取れない、取らないのに掻き乱すことだけを目的として騒ぐのはとてつもなく悪である。

認知欲求

年末に8年近くやってきたオンラインゲームをすっぱりやめた。そもそも1年くらい忙しくて、週末プレイヤーに成り下がっていたし、1回徒党、パーティーを組むと3時間は拘束されるので、他の生産的な活動が全く出来ていなかったのが大きい。それでもやり続けてきたのは、そこに「仲間」がいたからで、コミュニティの中でリーダーシップに近いものをずーっと取ってきたからだった。

評定委員の代替わりがあって、新規の評定委員からも引き続き協力はして欲しい、と言われてはいたのだが、いい機会なのですっぱりやめる努力をしてみたら、すっぱり止められてしまった。不思議なものだ。

特に挨拶はしなかった。長い間一緒にやってきた一部の仲間には簡単に挨拶をしたけれど、でも、多分やめたのか単に忙しいだけなのか、わかっていない状況ではないかと思っている。

2月に入ってオフ会の誘いがあった。やっぱり「認知欲求」っていうのは自分はものすごく強いんだな、って改めて思った。必要とされること、仲間だと思ってくれること。最初の出会いから8年、そこは「仮想」の世界ではあったけど、リアルでも繋がるようになって4年。時の移ろいは早い。

世界を変える

プロフェッショナル仕事の流儀、google及川氏の回。しみじみと観ることが出来ました。エンジニアの地位が一般の事業会社では「低い」と感じる昨今。しがらみや、社内政治や、プライドや、メンツや、色々な言い方はあれど、技術的ではない、目指すべきものから見れば明らかに違う、間違っているのに方向性を正せないジレンマを感じる毎日。

googleのエンジニアは何と幸せな事か。

最近、携帯ゲーム、スマフォゲームの会社からのオファーがリクナビNEXTに多いのですが、そういう会社に今ひとつ行く気になれない僕は、息の長いサービスを、だけど革新的な世の中を変えるようなものを創造したいのだと改めて想いました。

そして、エンジニアになった頃の純粋な想いを改めて思い出しました。何かをcreateするんだ、っていう想いを。