早晩、終わるだろうと思っていたウクライナ紛争は未だに解決の糸目が見えない。プーチンはNATOを西側の国境に近づけたくないし、ゼレンスキーは自国の守備をしたい。国連も西側諸国も「第三次世界大戦」を怖れて積極的な介入が出来ない。国連というシステムが如何に無力であるかを悟らされたのではないだろうか。G7も、G20も、有効な打ち手がない。
インターネットの発達により、「ほぼ」国境というものの意味が物理的なものを除けば消滅した今、おそらくは新たな概念が生まれるのではないのか、という気がしているが、それはおそらくこの紛争に決着がついた後だろう。地球連邦政府のような世界統一国家の誕生は、所詮はアニメの中の世迷い言なのだろうが、希望であれ、悲しみの果てであれ、何かしらの新しい概念が誕生するのではないか、という予感が個人的にはしている。
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