押井ファン、とりわけパトレイバーファンにとっては嬉しい作品ではあろうとは思う。劇場版2から続く後日譚であるビデオシリーズ最終話と、それに続く劇場版。榊原良子の南雲しのぶが声だけとはいえ、実際に出演があるだけでも鳥肌モノだが、柘植のシンパが興す第2次の仮想戦争、そして、第二小隊の活躍。まあ、鳥肌モノでは有る。だが、最後、ヘリパイロットの灰原が泳ぎながら去っていくあの様はまだ、続編を作るか、という感じではあった。
大多数のシーンにおいて、劇場版2へのオマージュ、作り変えが多すぎて、なんとなく単品としては駄作だとは思うが、ターゲットとして絞った旧来のパトレイバーファンには「うける」作品だとは思う。UC型のビジネス同様、短期間の劇場公開とDVD、というメディアミックスで公開してきたのだが、商業的にはイマイチなのかなあ、という感じ。面白かったけどね。
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