攻殻機動隊ARISEのep3、”Ghost Tears”。完璧な「規格品」で構成された部隊を元に稼働を始めた公安9課に「規格外」のトグサが加わるまで。
第1作の映画にトグサが草薙に尋ねるシーンがあった。なぜ、自分を部隊にひっぱったのか、と。
お前がそういう男だからさ…
非正規活動の経験がない刑事あがりで、おまけに所帯持ち。電脳化はしてても脳みそはたっぷり残ってるし、殆ど生身。戦闘単位としてどんなに優秀でも、同じ規格品で構成されたシステムはどこかに致命的な欠陥を持つことになるわ。組織も人も、特殊化の果てにあるのはゆるやかな死。それだけよ。
「規格外」のトグサを加えるまでの物語と並行で草薙素子自身の恋と、テロリストとの関連が描かれる。
なんだろうな。笑い男の下りにもあったけど、何かしらとして頭を使わないとついていけない物語で、正直、単調に力を抜いて観ることは出来ない。過去のつながりと、現在の目の前の物語と、全てをリンクさせて見ないと楽しめない。それぞれがSTAND ALONEになっていない。アニメの作り方も変わったな、と思う。
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