DeNAのキュレーションメディア騒動もそうだが、結局「アクセス数が正義」なのだという事実が揺るがない以上は、今後も似たような騒動が起きることは予想に難くない。
インターネット上にばら撒かれた情報を「見極める」力、情報リテラシーがより重要になってくるのは議論を待たない。というより、何が真実かどうかは最早どうでも良い状態になっている可能性もある。マスメディアの権威は失われ、SNS全盛のいま、溢れかえる情報を次から次へと消化していく「快楽」のほうが勝っている状態だろう。
翻ってみれば質の高い情報は、ほぼ有料コンテンツと化している感がある。つまり品質がほしければそれ相応の対価が必要ということだ。「アクセス数が正義」という正義の剣に対抗する唯一の手段でもある。どちらの砦が最初に陥落するかはわからないが、しばらくこの緊張関係は続くのではないだろうか。
コメント