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悲しみの連鎖

八重の桜は王政復古の大号令が出され、鳥羽伏見の戦いへ突入する。改めて思い起こすべきはこれから暫くは「悲しみの物語」が続くことだ。神保修理は鳥羽伏見の戦いの責を取り腹を切るし、八重の弟三郎も鳥羽伏見で重傷を負い、収容された藩邸で命尽きる。京都大阪から歩を進めた官軍は、江戸を経て、白河口、母成峠を経て会津へなだれ込む。
かつて、あのドラマ「白虎隊」がなぜ人々の心を掴んだのかと言えば、そこに得も言われぬ悲しみがあったからではないのか、とふと思う。黒木メイサ演じる中野竹子も、芦名星演じる神保雪も、皆、会津戦争の渦中で散っていく。

復興と、会津への観光呼び戻しを大義名分に始まったような今年の大河ドラマ。題材の選択は果たして適当だったろうか。これからの半年は長く、苦しいはずだ。

前提知識が無いこと

大河ドラマで、八重の桜を面白く感じるのは、平清盛とくらべてその前提知識があるかないかの違いなんだろう。子供の頃、熱中した戊辰戦争の知識集めと、それに連なる読書の系譜。一方で平清盛については、所詮は日本史の授業レベルの知識しかない。

武田信玄

大河ドラマ屈指の名作の1つ、武田信玄をようやく見なおした。丁度受験の時だったし、細かい部分は覚えていないかなとは思ったけど、結構覚えているもんです。中井貴一は当時、30代手前くらいだったと思うけど、あの頃から良かったんだなーと。