アーカイブ : 2012年 12月

結婚ってどういうものですか

なんだか、久しぶりに良いエントリを読んだ。

村上春樹に聞く、「結婚ってどういうものですか?

村上春樹の文体は変わってしまったけれど、根底にある発想というか、思想みたいなものは変わっていないようで、少し安心した。変わっていない、っていうのは過去に読んだインタビュー集とか、研究書とか、その辺と比較して、という部分ですが。

引き受けてもらえるところがあるのっていいですよ。それがなかったら救いがないな。お互いに引き受け合えるのが結婚のよいところ。

お互いに引き受ける、って微妙ですよね。表現というか、言うは易く、行うは難し、みたいな感じで。お互い空気のような、存在するのが当たり前、という関係になることが出来れば良いと思うのだけど、そこに至る過程が微妙で大変。

知識がない前提

理解してしまうと、選択肢に入らないことはわかりきっているのだけど、「知識がない人」をターゲットにした商売というのは残念ながら存在する。楽天カードがいろいろと物議を醸すような施策をうったのはsocial media界隈で話題になったけれども、CMではその辺は触れられていない。social経由で情報の経路が多彩になった今、高くアンテナを張っていないと、リスクを考えることは無理になってきたのか。

原典

原典にあたること、というのをどうにも忘れがちなのだが、覚えておきたい。自民党のマニフェストで自衛隊を国防軍に改編というのがあるのだが、twitterや、facebook、socialmediaで徴兵制の導入もあわせて、という話が流れている。この「徴兵制導入」のソースがどうしても見えてこない。どこにあるのだか…
マイケル・サンデルの書を読んだ時に、そのうち原典を読もう、と思っていて、探していないフレーズが幾つかあることも併せて。

推薦エンジン

集合知という話を読んでから、amazonのリコメンデーションエンジン相当のものを自作したいと思いつつ、手を動かすことが出来ていない。GUNOSYとか、結構楽しいよなー、はてなbookmarkもそうだけど。結局、webの時代は自分のサイトにどれだけのトラフィックをひけるのか、っていうのが勝負だと思われた時代ではあったけれど、スマートフォンと、アプリの台頭でその辺の認識も改める必要があるのだろうか。

UIとかUXとか

userにアプローチする、という部分でシステムが気にするのは、USER IFという部分なのだけど、ブラウザ系の業務アプリだと、もう定型化したアプローチというのが既に確立してしまっている。革新的なIF、と叫んだジョブズが世に出したマルチタッチのIFは多少なりとも進歩の余地はあるかもしれないが、操作に最適化されてしまう筈の専用機のIFでは、そこもまたあまり進化進歩の余地はないのかもしれない、と最近は思う。
前例踏襲が基本路線で、業務を混乱させないための路線一本化。その辺が評価され続けるのであれば、今後もまた進化や進歩はないんだろうね、と思いつつ何とかして何かを創り出したいとは思う。makeじゃなくて、createで。

物語の結論

エヴァンゲリオンを語る「一般people」が増えてきたような気がする。鬱屈とした作品の解釈に何か一定の価値と結論を与えたがるのは人間の性(サガ)という奴なのだろうが、それ以前の根底の価値観というか、「使徒」というワーディングの使い方、エヴァンゲリオンがなぜ巨大ロボットアニメのコンテキストを受け継いでいながら、あの形状なのか、というのを考えると、僕はどうにも解釈を与えることも出来ず、結論を決めることも出来ず、Qを見にいく決断が出来ないでいる。

何故だろうか。

逆襲のシャアで完結したアムロとシャアの物語は形を変えてユニコーンに再定義されているはずなのに。同じようにエヴァンゲリオンを受け入れることが出来ないのは何故だろう。