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震災から2年


震災から2年が経過しました。気持ちの整理の意味を込めて何を思うかという話。

精神的な想いを述べられたと思う陛下のお言葉と、現実的に舵を切っていく総理の言葉。この動きがあと1年早くあればよかったと思う。総理の映像の中にあるが、大災害をチャンスと捉えて、一から作り直しという意味で何か可能性を探っていくのは良いのではないかと思う。IT技術者に何が出来るのか、何が出来たのか、というのは講演会でも触れられたテーマだけど、これを契機に良い方向へ進んでいけばいいのではないか。

【現実的な話】
原発を全廃せよ、という話は漸く沈静化してきた。火力発電所を復活させ、すれすれで需給ラインを行き来している現状で、原発全廃は無理な話だ。現実的な路線で、何が出来るか、何をするべきか、議論が進めば良いと思う。

【因習の打破】
声がデカイ者が勝つ社会で、空気を読んで何も言わないのは罪に等しいと言うのは、少しずつ自覚されてきたと思う。根底にあった日本的な価値観、悪弊は一度破壊されるべきだとは今でも思う。何が良いとか、何が悪いとかではなくて、議論が出来ないことそのものが問題だと思う。

【忘れない】
忘れるのは簡単だけど、初めて「被災した」感覚は忘れないようにしたい。地震に恐怖を覚えた感覚。何時間も歩いた感覚。高校生の頃に山歩きを「やらされた」けど。アレとは違う何か、こう切羽詰まった感覚。