アーカイブ : 2012年 3月

原発を止めろというけれど

原発を止めろというけれど。相変わらず原発への反対運動は盛んではありますが、あの人達は原発が全て止まった後の社会を本当に考えているのだろうか。火力発電の割合があがり、必然的に燃料費が高騰して電力代金が上昇する。全ての産業の根幹にある電力の経費があがればあらゆる経費に跳ね返ってくる。その辺、どう考えているのだろう。原発を止めろ、原発はいらないと言うのは簡単なのだけど、その後、ビジョンが見えないのが大いに不満。

本当は貧困な日本社会

学生の大部分が大企業、人気企業に行きたがる、という話があったけれども、本当はそんな大企業でも実に貧困な労働実体であったと、いう話。

就職人気企業の6割が過労死基準超え 225社の36協定で判明 トップは大日本印刷の時間外1920時間

制度上は過労死基準は有名無実化していて、結局は経営とか、利益偏重に陥っている。裁判過多すぎるアメリカのような社会はそれはそれで嫌なんだけど、労働基準監督署が実質機能していないこのクニは本当に何か息苦しくないか。

一年

2011年というのは激動の一年だった。下らない政策争いとあら捜しから始まった日本は、3月に大震災の直撃を受けて大きく揺らいだ。空気を読み、その場の雰囲気に流される美徳は美談を生んだことの方が多いのかもしれない。だけど一方で確実に暗黒面、ダークサイドも示したと思う。民主党の政権は迷走を極め、東京電力はその引き起こした事故の前に無力さを晒し続けた。日本型の統治の限界だろう。

だけど、それを結局破壊するだけのパワーは何も現れていない。壊せ、壊せ、と叫ぶ勢力はいるのだが、壊した後に何を作るのかは誰も示していない。

否、そもそも何を作りたいのかすら多分誰もわかっていない。

いつの世でも結局美しいのは現場で困難を切り開くリーダーだけだ。この巡視艇の艦長や乗員達のように。

掻き乱すこと

結果として、頂いた代金に見合うだけのサービスを提供し続けることがSE、Computer engineerとしての矜持というか、役割であると信じている。そういう意味では組織における縦社会の命令系統は邪魔になる可能性はあるし、そういう上司にあたってしまえば自分の運のなさを呪うだけだ。だが、それが上司でないのならば、ただ単に縦社会における障害物であり、排除するべき対象であるならば容赦はしたくない。

排除するだけだ。

掻き乱すことは悪である。ましてや、責任が取れない、取らないのに掻き乱すことだけを目的として騒ぐのはとてつもなく悪である。