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プレゼンについて

プレゼンを聴く機会、というのがそれなりにあるのだが、結局「メッセージ性」というのが大切だと常々思っている。この辺はディベートで鍛えた思考回路がそういう性質のまま固まってしまったものかもしれない。

スライドを利用してプレゼンをするのは良しとしても、結局「朗読会」になってしまっているプレゼンのなんと多いことか、とも思う。そこに「メッセージ性」のようなものがあって、「伝えたいこと」があるのであれば、それは口に、話に、載せて伝えるべきであって、背後に映るスクリーンに載るものではないはずなのだが。

日本の教育ではそういう訓練をしてこないからなーと片付けてしまうのは簡単なんだけど、それを言うと、前を見て喋りなさいとか、オーディエンスの反応を見て口調なりスピードを調整しなさい、とか、そういうのも含まれてきてしまうから、企業のOJTあたりで本当は訓練するべきものなんじゃないかな、とも思ったりする。

遅いインターネット計画

遅いインターネット、の本サイトが始動した。まずは、おめでとうございます。

たしかに、僕らは、相互承認欲求が強すぎて、インターネットの本筋であった「はず」の旧き良きものを何処かに置いてきてしまった。否、そもそも相互承認の欲求が強くなってしまったのも、インターネットがここまで身近になってしまったせいなのかもしれない。

何もかも、socialのアカウントにつく「いいね」の数が基準で、それ以外に評価を「測る」基準がなくなっている。

今日の言論空間では誰もが閉じた相互評価のネットワークの中でどうポイントを稼ぐかしか考えられなくなっている。まるで大喜利のように、いま、タイムラインの潮目で叩いていいといされる相手にいちばん賢く石を投げた人がたくさん座布団をもらえるゲームに夢中になっている。その結果、大切なものをたくさん失っている。

https://slowinternet.jp/article/slowinternet2020/

思いを馳せるに、では、インターネットが「速く」なる前の社会はどうだったんだろうか。お互いにコミュニケーションがあって、思慮深く考えることが良しとされて、そんな社会だったのではなかったか。

このプロジェクトに、僕は基本賛同はするんだけど、一つだけわからないことがあって、そもそも、その旧き良き社会がなんで失われてしまったのだろう。人々が思慮深くなくなってしまったのは何故なんだろう。その答えがこのプロジェクトの中で見つかれば良いな、と思う。

助け合わない前提

もう随分昔からだと思うのだけど、僕自身は今の世の中にほぼ、絶望しかかっている。それは、何か明確に嫌な事があったから、というわけではない。(嫌な事はたくさん掃いて捨てる程あったけれど)

このクニは昔から、助け合いという精神があった筈なのだけれど、気がついてみたら、その精神はとっくのとうに何処かへ吹き飛んでしまっていて、「え?何それ?」みたいな扱いを受ける存在になっていた。それがどうにも我慢出来ない。何かを教える、その人のためになると思って助ける、そんな精神や、行為は何処かへ飛んでいってしまって、皆が皆、我が物顔で世の中を闊歩している。

いつからこのクニはこんな自己中心的な社会になってしまったのだろうか。

基本的なスキルを身につける

Excelの関数の使い方について質問を受ける機会があったのだけど、「そういう知識ってどうやって身につけたんですか?」と聞かれた。

googleで検索するとか、本を買うとか、何か調べるとか、色々と方法はあると思うのだけど、そのような基本的な知識、というか「スキルを身につける」という方法すら教えてくれない世の中になってしまったのだな、と思うと何だか感慨深いものがある。

必要があれば身につけるというのは当たり前なんだ、と思っていたのだけど、実は今の時代はそうでもなくなっている、という事だろうか。

良質なコンテンツ

さて、planets clubに参加してみて、ざっくりと動画を観ていたのだが、良質なコンテンツがclosedなコミュニティに閉じるようになってしまった、という話はそれはそれでそうだと思うのだけど。

では、なぜ。そのような状況が生まれてしまったのか。速いインターネットがその元凶であることはそうなんだけど、それ以上に「悪貨」を生んだ元凶があるような気がしてならない。リテラシーというざっくりふんわりとした言い回しはあまり好きではないが、その欠如。教養の欠如。わからないものを受容しようとしない忍耐力の欠如。他にもありそうだ。

その辺、掘り下げていく必要があると思う。何故なのか。三段位、クレームとワラントをペアにしてね。

キャリア形成するために

なんだか、転職をしなくてはいけないという脅迫観念が強くなってきていて、そのための準備で何が必要かな、と考えると、エンジニアの実績だと思うのだけど、closedな企業システムばっかり触っていると、オープンに出来る情報ってものすごく少ないな、と思ってしまう。

だから、このようなドメインを創って、世の中に公開できるような形を残しておかないと思ったのが10年位まえ。殆ど進歩していないなーと思う。その歩みを少しでも何かしら進めたいな、と思う今年。

wantedlyのprofileをクリアする

せっかく時間があるので、あちこち見直していたのですが、好き勝手に書いてあったwantedlyのprofileを、どう書き直すべきか頭の中がぐしゃぐしゃになってしまったので、1回クリア。

以前にも書いたのだけど、結局のところ、あのサービスは新興系ベンチャーに向けたサービスで、創ったものすべてが「世の中に出ている」という前提のもとに設計されているのではないかと思う。ほとんどの業務系SEはそうではないと思うのだけど。

2020年のはじめに

2018年、2019年、と2年ほど何となく無気力にやってきてしまった。それなりにやったこと。そしてやらなかったこと。色々事情はあったにせよ、あまりにも無気力に過ぎたことは反省している。

だから、というわけではないのだけれど、2020年は多少なりとも活力をもって、何かを成し遂げるような一年にしていきたいな、とは思っている。新しいものに挑戦して、自分の活動の幅を広げて。

現代社会で働くこと

母校の大学に呼ばれて、学生の前で働くこと、というテーマで話してきた。

教養を身に着けて、話の引き出しを増やそうね、という裏テーマを形を変えて、例え話を交えつつ語ったつもりだけど、学生達の心に何かしら残るものがあれば良いな、とは思う。大学の講義をする、という若い頃の理想が形を変えてこの歳でかなうのだから、人生というのはわからないもの。

業務系SEのポートフォリオ

Wantedlyでポートフォリオを入力して下さい、というのだけど、何をいれろと云うのか。
皆、業務系のSEでもアプリとか作っているものなんだろうか。デザインとかも、社内向けのテンプレート焼き直し程度の作品しかないしな。そもそもデザイン専業でもないし、強いわけでもないし。はてさて。